2020.03.10
木について
こんにちは、町長です。
防風林の造成は、昭和9年1934年に祖父の西村武重が養老牛で種苗生産をしてた記録があります。
そのころ植えた木は、1度切られてるので、国有林の防風林のカラマツは2代目が多いくなっています。町有林は1代目も結構あります。
カラマツの種類で、クリーンラーチというものがあります。
特徴はカラマツの中でも成長が早いということ。地球温暖化の原因となる空気中の二酸化炭素を吸収する能力が高いと言われています。
この木は、カラマツとグイマツの掛け合わせで、カラマツは信州原産、グイマツは千島原産で、択捉島にたくさんあります。
カラマツは成長が早く素性がいいのですが、ネズミの害などに弱い。一方のグイマツは成長が遅いけれどネズミの害に強い。
両方の良いところを受け継いだ雑種がF1で、その中でも特に成績がいい個体を選抜していきます。
そのグイマツの母樹が中標津産で、現在その木をたくさん植えようとしてます。
木は、再生産できますから、切ったら植える、の繰り返し。環境を守るためにも大切な作業です。
ですが、現在林業従事者が減ってきています。
機械化が必須ですが、急傾斜地や伐採跡など条件の悪いところもあるので、技術革新、開発で林業活性化に期待しています
こんにちは、町長です
次回放送日4月6日月曜日12時台です