融雪となだれに関する釧路・根室地方気象情報　第１号

令和２年３月９日１１時３８分　釧路地方気象台発表

 

 

釧路・根室地方では、１１日にかけて気温が高く雪解けが急速に進むでしょう。

１０日から１１日にかけて雨が降るため、融雪による低い土地の浸水や土砂災害、

河川の増水、傾斜地でのなだれに十分注意してください。

 

 

＜気象概況＞

北海道付近は、１０日から１１日にかけて低気圧が発達しながら通過し、断続的に雨が降る見込みです。

また、北海道の上空約１５００メートルには５月下旬並みの暖かい空気が入り、気温が高くなるでしょう。

 

 

＜防災事項＞

釧路・根室地方では、３月５日から６日にかけて広い範囲で記録的な大雪となり、

積雪が平年より多くなっています。

これから１１日にかけて平年よりも気温の高い状態が続く見込みで、

気温の上昇により雪解けが急速に進むでしょう。

 

加えて、１０日から１１日明け方にかけて断続的に雨が降る見込みです。

雨や雪解けによる低い土地の浸水や道路の冠水、傾斜地でのなだれや土砂災害、

河川の増水に十分注意してください。

また、雨により雪の重みが増して、農業施設等が倒壊するおそれもあります。

なお、根室地方では流氷の動きに注意してください。

 

 

＜雨の予想＞

９日１２時から１０日１２時までの２４時間降水量

　釧路・根室地方　２０ミリ

 

１０日１２時から１１日１２時までの２４時間降水量

　釧路・根室地方　５０から１００ミリ

 

 

今後、発表する防災気象情報に留意してください。

次の「釧路・根室地方気象情報」は、１０日朝に発表する予定です。