2021.02.27
千島海溝沖地震について
2020年4月日本海溝・千島海溝沿い地震最大クラスの津波による浸水想定が発表されました。
その中でも道東方面千島海溝(十勝・根室沖モデル)*のケースを見てみると、東北地方太平洋沖地震と似たマグニチュード9以上の地震の規模が予想されています。
震度については、いろいろなケースがあるものの、一例を挙げると
・北海道厚岸町付近で震度7
・北海道えりも町から東側の沿岸部では震度6強
・青森県太平洋沿岸や岩手県南部の一部で震度6強などと推定されています
さらにM8クラスの巨大地震に関しては、「根室沖」でM7.8~8.5のプレート間地震の発生確率を30年以内に70%程度と評価しており、南海トラフ沿いの地震の70~80%と同程度の高い確率になっています。
過去にさかのぼると30年ほど前には、釧路沖地震*や東方沖地震*が発生。リアルタイムで経験していた方も多いと思います。
最近では2月13日には2011年に発生した東日本大震災の余震とみられる震度6強の地震も発生しています。
こういった状況の中で、いざという時に備えておくことが、身を守るためには何よりも重要です。
「自助」「共助」「公助」の三つの助けが災害発生時に地域を守ると言われています。
いざという時の為に 防災備蓄 5つのポイントをご紹介します
1 最低限3日間程度を目安に、水や食料品を備蓄しましょう
2 家族構成や住居地域に合わせて必要なものを考え、備蓄品を準備しよう。
3 毎年「防災の日」等に備蓄品をチェックし、消費期限等を照らし合わせ、
必要に応じて入れ替えを行いましょう
4 持ち出す備蓄品は玄関や寝室等に置き、すぐに背負えるリュックサックに入れておきましょう。
5 食料品や日用品を少し多めに備え、
日常の中で消費しながら備蓄する「日常備蓄(ローリングストック法)」があります
現在はコロナ禍。マスクや消毒液、体温計などを用意しておくとより安心です。
備えあれば憂いなしとよく言いますが、何もないときは、
用意するのがもったいないと思いがちですが、起こったときには、時すでに遅しの場合が多いです。
日頃からのご近所付き合いも助けになりますので、町内会活動に積極的に参加するのもいいかもしれません。
有事の際は釧路建設業協会で釧路開発建設部、釧路総合振興局・根室振興局と別海町建設業協会が別海町と災害協定を締結。中標津建設業協会も中標津町と防災協定を結んでいます。
各協会とも企業の垣根を越えて災害時に駆け付け災害復旧を行う体制を整えています。
仕事人が行く!みち最前線!
【出演】
徳田浩也(寺井建設(株)常務取締役)
~提供~
㈱上田組、尾田建設㈱、小針土建㈱、三友舗道㈱、山洋建設㈱、釧根開発㈱、高玉建設興業㈱、寺井建設㈱、中村興業㈱、㈱別海