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  1. 知床横断道路 4月27日に開通

知床横断道路 4月27日に開通

4月27日火曜日に知床横断道路が開通しました。

知床横断道路は、昭和55年9月25日開通し、今年で43年経過しています。気候の変化が激しく、雪崩や崖崩れなど道路管理が非常に難しいため、冬期間は北海道内の国道で唯一通行止めになる場所です。そのため知床峠の除雪作業や開通のニュースは、北海道の春の風物詩ともなっています。

 

今年の除雪作業は3月10日から始まりました。

油圧ショベルで凍り雪を砕きロータリー除雪車で雪を飛ばして行きます。

そのあと、法面についた雪庇を、人力で落としてなだれ防止対策を行い、道路の安全な通行が確保されたら、道路付属物等を設置して開通に至ります。(*雪庇とは、雪のかぶった山の尾根、山頂などに、風が一方方向に吹き、風下方向にできる雪の塊)

この作業は20~30人で20日かかります。

今年は、積雪量は少なめでしたが、雪庇の場合、その年の風にもかなり影響されますので、積雪が少なくても作業が楽になるわけではありません。

 

通常であれば、除雪の様子を公開する「雪壁ウォーク」というイベントがありますが、今年はコロナで中止に。

海外から多くの方が来られる人気イベント。ウォークの後は羅臼で「ホエールウォッチング」を楽しむ方が多かっただけにコロナによる往来自粛は、地域経済に大きな打撃を与えています。

 

国道334号知床横断道路(通称:知床峠)は当面、夕方から朝にかけて路面凍結のおそれがあるため、通行可能時間は9時30分から16時00分まで。

また、路面状況によっては日中も通行規制を行うことがありますので、詳しくは、北海道地区道路情報にて最新の状況を御確認ください。

4月27日の峠の様子↑↑↑↑(ラジオネーム養老牛のマミちゃん撮影)

4月29日の知床峠の様子↑↑↑↑(ラジオネームNC乗りさん撮影)