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  1. 中標津論 ~ 入院について

中標津論 ~ 入院について

≪文字起こし記事≫

【みわ】今日はどのようなお話でしょうか、というよりは、お帰りなさい。

傷は大丈夫ですか?もう治りました?

【町長】お気遣いいただきありがとうございます。

傷跡は問題ありませんが、肩の腱が切れてたのをつないだのですが、正式には鍵盤断裂って言ってましたけど、まだ、伸ばしたりひねったりすると痛い。

【みわ】完治してないということですね。

【町長】少し舐めてましたね、もう少し回復が早いのではないかと思ってましたが、甘かった。時間かかります。

【みわ】寄る年波には勝てないと。

【町長】それもあるかもしれませんが、徐々には良くなってますよ。パソコンも打てるようになったし。シャツも着れるようになった。

【みわ】身の回りのことはすべてできるようになったんですか? 

【町長】つい最近まで、かみさんにシャンプーしてもらってました。

【みわ】頭上がりませんね、しばらく。

【町長】そ、日ごろ義理欠いてるとこういう時に面倒見てくれないからね、日ごろの行いは大切だなと、思いましたよ。

【みわ】肩の腱て切れても何ともないのですか、アキレス腱は切れると歩けなくなるじゃないですか。

【町長】肩の腱は何本もあるみたいで、私の場合は1本切れてたみたいですね。

同じ病院に入院してた方で4本切れてたとおっしゃってる方がいましたね。

【みわ】肩の腱てなん本あるんですか?

【町長】詳しくはわかりません、医者じゃないので。

複数あることは間違いないみたいですが、ネットで見ても、肩の腱て複雑だし50歳を超えると切れやすくなるようなことも書いてました。

【みわ】自覚症状ってどんなんだったんですか。

【町長】2年ぐらい前から、寒くなると肩が冷えるようになって、それまではTシャツで寝てたのですが、長袖になって、更にパジャマ切るようになって、今年は肩こりもひどくって。

そうしてるうちに、朝起きると肩が痛い。

今年になってその痛さが、変なんだよね。中途半端に上げると痛いし、机の下に落ちたものをとろうとすると痛い。こう伸ばしてね。

【みわ】それで病院行って、切れてますねと。

【町長】初めね、医者がなにか身に覚えありますかって聞かれたので、釣り竿の振りすぎかなって言ったら、そのままカルテに書かれて。何回か言われました。

【みわ】そういう場合もあるんじゃないでしょうかね。町長の場合はありそうですが。

【町長】年齢と重なってね、若いと思ってなんでも昔通りにやっちゃいけないと思いましたよ。雪かきも時間かけて、くさかりも、マキ割も。

【みわ】町長はアウトドア好きですし何でもやりますからね。気つけないとそろそろ年寄りの冷や水といわれますよ。

【町長】年寄りの冷や水ね。

【みわ】反論しないんですね。いつもだと必ず何か言いそうなパターンですが。

【町長】今回は素直に。思わない節もないので。

【みわ】で、入院生活はいかがでした。

【町長】手術後の3日目以降は痛みも随分引いて、徐々に冷静にそして暇に。

【みわ】3日も痛かったんですか?

【町長】手術室に入って、麻酔で寝て、起きた時には終わったよって、当然ですが、麻酔のサメ際が具合悪いんです。

それが終わると傷が痛くなる。切ったんじゃなくって穴をあける手術なのでそうでもないらしいのですが。

【みわ】寝れないほど痛いんですか?

【町長】僕の場合は痛み止めで何とか寝れました。人によっちゃ寝れずに、座ってると楽なんですよ、そのままうとうとしてる人もいるという話です。

【みわ】そういう人は辛いんでしょうね。

【町長】でしょうね、一晩だと思うけどね。

とはいえ、結構痛いんだよやはり、しばらくはいいね。

【みわ】しばらくって、又の可能性あるんですか。

【町長】右肩も何となく痛い、医者に言わせると可能が性あると。

そんなにひどくないけど、同じようになってる場合が多いそうですよ、でも、今くらいだといい、行かない。迷惑かかるし。

【みわ】お大事にしてください。

あとの約10日間はどのような生活をしてたのでしょうか。

【町長】パソコン使用できる部屋だったので、職場と情報交換をしてました。

【みわ】今風ですねぇ、ネット環境が整っていれば。お仕事されてたんですか。

【町長】仕事、と言うほどではありませんが、まっ、日程を確認する、どんな行事になってるとか。たまにメールが来たり。

【みわ】ですよね、入院してるんですから。でも1日いっぱい部屋にいるんですか?治療しないんですか。

【町長】手術後の治療は、リハビリが1日30分。あとはほぼ部屋にいるね。

6畳か8畳ぐらいの部屋で、もともと二人部屋を一人部屋にしたものらしくって、ベッドのほかはソファーとテーブル。あれで二人はたぶん辛い。

ベッドとソファーの間を行ったり来たり、本を読んだりたまにテレビたまにネット。

廊下を歩くのはトイレぐらいかな。ハムスターの気持ちがよくわかる。

【みわ】(笑)

【町長】その点、女性は二人部屋になるとよくおしゃべりしてますね。

男はそうはいかないと思いました。私のかみさんも入院したことありますが、友達作ってきますからね。今度会うんだとか食事するんだとか、信じられない。入院でしょ。

【みわ】女性の場合はそういうの得意なんです。

【町長】そうなんでしょうね。一人でいると話しするのは回診と看護師が来た時ぐらいで、1日に10分も声出してないと思いますね。

でも、二人部屋で相手に気を使わなきゃならない生活を2週間もするのなら一人のほうがいいと思いました。あとWi-Fiね、これは必要ですねやはり。

【みわ】このご時世ですからお見舞いもないでしょうし、それはそれは退屈な日々を送られていたのではと思いますが、今の時代、入院生活への快適性の提供は必要なんでしょうね。

あとは楽しみは3度の食事ぐらいでしょうか。

【町長】それわかってて聞いてるんでしょ。

【みわ】いえ、まあ想像するに難くはありませんが、やはりそうでしたか。どのくらいでした。

【町長】私の場合、カロリー控えめかつ塩分控えめの食事でしたので、悲しいことに。

【みわ】それは病院として患者の健康のことを考えてくれているのだから当然なんじゃありません。

【町長】まぁそりゃそうだけどね。仕方がないとは思う。面白おかしくいえるけれども、今後の食事の在り方については十分参考になりましたので。

【みわ】ほほう、どんな風にですか。

【町長】甘いものの間食はしない、味付けにはお酢を使う、酒の量を減らす。など。

【みわ】カロリー控えめの薄味ということですね。健康的ですねぇ。

町長少しお痩せになりましたか。

【町長】2週間も飲まなかったからね、2週間で2キロほど減りました。

【みわ】素晴らしい。

【町長】一応ほら、仕事のこともあるしね、でもね、退院まであと5日あと3日ってのが待ち遠しくってね。1日も早くって思うわけですよ。

【みわ】わかります。入院中での思い出の食事は。

【町長】退院する前の日になぜかカレーライスが出まして、おいしかったなぁ、ほおずりしたくなりました。

【みわ】カレーにそこまで愛情がわくほどだったんですねぇ。

では退院して一番先に食べたのは何だったんですか。

【町長】忘れもしないミックスフライ定食。なんかすごい量があるような感じでしたねぇ。

少しもたれ気味でした。ライスは小だったのですが。

【みわ】いいですねぇ人間らしくって、2週間でいろんなことを考えて発見がある。大切な期間。健康になったし。

【町長】そういえば、ずいぶん前にお米の取れない年があって、外国産は食べたくないからといってまずい国産米食べたことがありました。

その次の年かな、外国旅行して、5日ぐらいお米食べなかったんですね。

たまたま中華料理でご飯が出て、明らかに細長い、いわゆるタイ米でしたが。とってもおいしい。人間の舌なんていい加減なんですよ。

雰囲気やちょっとしたきっかけで変わるんですね。

【みわ】今回の入院はちょっとしたきっかけになったということですね。

ぜひ持続して健康な体でいてください。

【町長】人間てね、そういう気付きが大切だと思う。でも、忘れるのも早い。

【みわ】あれっ、話違うじゃないですか。せっかくのいい話が。のど元過ぎれは何とかじゃないですか。

【町長】適度に調整できる、それも人間。

【みわ】そうかなぁ。