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  1. 続 新年度予算

続 新年度予算

<文字起こし記事>

【町長】政策課題としては、コロナ感染症の影響がいろいろあってとても心配です

でも、そのことによってテレワークが広がったり、キャンプ場人気になったりと、特にテレワークについては、今年中に全町に光回線が敷設されますので可能性は大きく広がりますね。

【Miwa】その件に関しては別海町も同じです。

【町長】今までは人口カバー率90パーセント、面積カバー率3パーセントぐらいでしたから、敷設後は名実ともに100パーセントです。

都会からの移住者で一番の不便はパソコンが使えないということでしたから、解消されます。500キロも光ファイバー敷設します。

【Miwa】それは今年の事業ですよね。

【町長】仕事は今年なんだけど、予算は去年なのですね。今年の目玉ではない。

【Miwa】ややこしいですね。去年の予算は3月いっぱいに使わないとだめじゃないんですか?

【町長】本来はそうだけど、経済対策などで早めにやりたいときは、前年度予算を次の年に持ち越すのは認められてまして、繰越明許費といいます。

他にも、酪農関係事業とか、コロナ対策事業とか結構ありますよ。

【Miwa】なるほど。

そういえば、コロナ対策の費用ってどのくらいだったんですか?

【町長】今までに37億7600万円ほど事業化されてますねぇ。

【Miwa】それって、例の10万円も入ってですか?

【町長】入ってます。

あれは23億6800万円ほどありましたので、それを引くと14億と800万円。

【Miwa】ずいぶん対策あったんですねぇ。

【町長】9回ほど補正してますから、4月の飲食店向け経済対策から始まって、プレミアム商品券もそうでしたね。学校のICT環境整備、光ファイバー整備も入ってます。

病院でのコロナ患者受け入れ態勢整備だとか、タクシーイーツもそうでした。

本数でいえば、今までで大小合わせて62本の事業。さらに続く。

【みわ】まだあるんですか。

【町長】ありますね、国で3月に補正したのがまだ予算化されてませんから、1億7000万円ほどの事業があります。これからです。

【Miwa】町長はあの10万円ぱっと使うんだと言ってましたが、そうしたんですか?

【町長】ぱーっと、とはいきませんでしたが、公約通り夜の店で使いました。

そういえば、あれって一人10万円だったよねぇ、みわさんち確か6人家族だったっけ。

【Miwa】いろいろと入用がありまして、大切かつ貴重な財源でした。

そういえば、ワクチン接種もそろそろ始まるようですけど。

【町長】そうですね、混乱しないようにスムーズに進むよう考えてます。

話し戻しますが、光回線の話、コロナの影響もあって一気に進みますが、農業にとってもすごく影響大きい。酪農は特にスマート農業進むと思います。

牛舎からカメラで出産がモニター監視されてたり、乳質・乳量の管理もしやすくなる。

いろんなことが一気に進むかもしれません。そのくらい重要。

【Miwa】テレワークの可能性はどうでしようか?

【町長】自宅と会社までとの距離と時間の関係ですね。毎日通うのなら2時間はつらいけど、週に1度か2度出勤して、という程度だと、3時間でもいいと思うかもしれない。

となると、都内じゃなくって、山梨とか長野でもいい。

それが北海道になるかというと、通勤費用のこと考えると現実的かは疑問。

ただし、休暇とうまく組み合わせる、ワーケーション。

ワーク=仕事、バーケーション=休暇の造語ですね、少し長い期間、10日とか2週間、涼しい北海道で家族と、遊び仕事半々で過ごすようなことが進めばこの辺りは最高。だと思います。

【Miwa】実際はどうでしようか。

【町長】コロナで、分散することがよしとされる風潮があって、果たして波に乗るのでしょうか、という感じ。一応探りは入れてくと言うか、誘致作業はします。

【Miwa】うまくいくといいですね。

【町長】多分ですが、来る人の希望は、涼しい、自然が多いまたは観光地がある、それなりに便利、あと空港かな。

【Miwa】中標津ピッタリじゃないですか。

【町長】それなりにあってるとは思うけど、だから、波に乗れるかなと。

【Miwa】波に乗せてくださいよぉ。この話は町長が以前から言ってた話と近いと思いますが。

【町長】そうですね。あと必要なのは、富良野プリンスのようなレジャー向きホテル、またはコテージ的一軒家、これがあるといいと思うのですが。

僕が前から言ってるのは、レジャー基地構想、中標津は観光地に囲まれてるので、一軒家や貸し部屋で生活するような滞在地になるというものです。

【Miwa】そうでしたね、いよいよ実現。うまくいくといいですね。

次に行っていいですか。

気になってるのは病院の経営ですが、見通しはどうでしょうか、新聞では少し明るい兆しとありましたが。

【町長】数字でいうと、令和元年から見た令和2年の決算で、ほぼ1億に近い改善。

2年度から見た3年度はさらに2億円改善の予定。

【Miwa】すっごいじゃないですか、V字回復ですね。

【町長】2年度はほぼそういう感じです。去年はコロナで始まって病院の収益が春先に悪くなってね、ここままいったら大変なことになると思ってました。

でも、大学の先生とコンサルタントに入ってもらって、病院内でもいろいろと協議が進んで、後半は入院患者も増えて、年度当初の落ち込みを盛り返しました。

道内の公立病院は春先の赤字抱えたままのところもあるので、そういう意味では二倍の達成感です。

【Miwa】病院でクラスター発生したところもあったようですし、町立病院、結束力ありますねぇ。

【町長】ありがとう。この調子でと言いたいところですが、コロナに関してはいつ何が起こるかわからないので、とにかく注意が必要。クラスターが発生したら、大打撃ですから。

そういう意味では院内スタッフは本当に努力してます。

【Miwa】そうですね、うまくいくことを祈っております。

他にはどのような目玉が。

【町長】あんまり目玉ないんだけど、工事としては広陵中学校の改修が始まりますね。

何年間かかかりますが、やっと着手です。

あとは、話題としては岩谷学園日本語学校の開校です。開講式に行ってきました、今年はコロナの影響で少し寂しい感じですが、来年に期待です。

この学校に関しては本当にいろいろ楽しみです。

あとは、第7期の総合計画ができますね。これで少し思ったのは、今までは総合発展計画という名称を使っていたのですが、たぶん発展が取ろうかどうしようか議論があるかなと。

私この辺りには参加してないのですが、確かに人口が増えて町が大きくなるうちは発展という言い方でいいけど、人口が減って町が縮小するなら、発展じゃないのでは、ということですね。

【Miwa】わかりやすい議論です。私もそう思います。

【町長】発展てさ、町が大きくなる意味もあるけれど、いろんな考えを発展させるという意味もあるでしょ。

そう思うと、発展的に物事を考えるんだ、という意味を込めて総合発展計画でいいのではないかと思いまして。さらにバイパス沿いはまだ発展しつつあるし。

【Miwa】中標津は決して衰退してませんしね。まだまだいろいろ発展してます。税収も増えてますし、町の経済力も減ってない。発展してますよ十分に。

【町長】ありがとう。そう、まだ発展しつつある。

どういう議論になりましたか気になってます。

中標津町はまだいろんな動きがありまして、水面下やら水面上やらとても賑やかです。

そのにぎやかさが今の中標津の特徴です。

そこから出るパワーを展開することが必要です。さらににぎやかにしなくてはなりません。

と思っていろんなことを考えてまして。

【Miwa】いろんな事業がもっとたくさんあるのだろうと思いますが、わたくしからは中標津農業高校が楽しみです。

どこの学校も入学者数減らしてますが、農業高校だけがここ数年増えてます。

クラブ活動でも全国大会へ出場しますし、FMはなにも出演いただいてます。

もっと頑張って活躍してほしいと思ってます。

【町長】そうでしたね、忘れていたわけではありませんが、素晴らしい活躍です。

今年もきっと活躍してくれると信じてます。