2022.05.25
仕事人が行く!みち最前線~建設業の今
世の中は少子高齢化が進み、働き手の若者がどんどん減っている中、建設業での厳しい状況が続いています。
実際に現場で働いている方は、現場で厳しい状況を顕著に感じています。
問題解消の為、様々な取り組みが行われていますが、その一つとして「ドボジョ」に注目が集まっています。
これは土木女子の略称ですが、女性でも働きやすい環境を整えることによって、女性の皆さんに敬遠されがちな土木の仕事に少しでも目を向けてもらおうと官民一体となって取り組んでいます。
高校が主催する企業説明会では、女子生徒から実際に興味を持って話を聞きに来る光景が多くなりました。
上田組では、女性が働きやすい環境として、産休や育休を取得しやすくしたり、女性専用の休憩室や更衣室を社屋だけではなく工事現場にも設置するなど、男社会と思われがちな建設現場に女性が落ち着ける空間を作る努力をしています。
その他、ICTやDX化に積極的に取り組んでいる企業が多くなってきています。
ICTとは「インフォメーション アンド コミュニケーション テクノロジー」の情報化施工と呼んでいます。
これまで建設業の現場では、平面的な図面と横断的な図面の組み合わせで、立体的な構造物を施工してきました。
しかし近年は点群データによって、最初から3D図面を作成し、測量や計測もそれを基に行っています。
そのデータを重機のコンピュータに読み込ませ、GPSを使って自動制御することによって、経験値の浅いオペレータでも図面通りの施工を行うことが出来ます。
また、近い将来には自動操縦も現実的になり、少ない人員で大規模な工事を手掛ける時代もそう遠い未来の話では無いはずです。
DXは「デジタルトランスフォーメーション」の略称で、これまでアナログだった作業をデジタル化することによって生産性を向上させようというものです。
今まで紙で保存していた資料を、電子化してパソコンに保存する。これもペーパーレス化という立派なDXで、メリットとしては場所を取らずに半永久的に保存ができる、人に資料を渡すときも一斉メールでたくさんの人に送ることが出来るなど、生産性の向上に役立ちます。
また、オンラインで違う場所にいながら複数人の会議を行ったり、同じソフトやアプリを使って操作性や情報を共有することで利便性が向上します。
コントラや草地整備の現場ではすべての重機にGPS受信機を装備して、どの重機がどれだけ施工したかをリアルタイムで知ることが出来るソフトも導入しています。
上田組ではさらに、事務職員が会社にいながら工事現場の資料作成などを手助けする現場ディレクター制度や、仮想ロボットに簡単な事務作業をさせるRPAなども導入して生産性の向上を進めています。
上田組では、社員を募集しています。気になる方は下記をクリック↓↓
【出演】
佐々木 秀彦(北海道道路管理技術センター釧路支部支部長)
遠藤直人(㈱上田組 取締役営業部長)
仕事人が行く!みち最前線
毎月第4水曜日12:20頃から放送
【提供】
三友舗道㈱