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  1. 知って得する国道情報~くしろサイクルツーリズム推進協議会と釧路開発建設部の取組

知って得する国道情報~くしろサイクルツーリズム推進協議会と釧路開発建設部の取組

くしろサイクルツーリズム推進協議会とは、

サイクリングを目的とした国内外の観光客の増加に伴い、釧路総合振興局管内8市町村の団体が連携し、雄大で多様な自然環境に恵まれた地域特性を生かし、周遊性に富んだルート情報を提供することにより、観光資源としてのサイクリングを推進し、新たな観光客の誘致を進める事により観光事業の発展に寄与することを目的としています。

 

各市町村内での観光客の滞留時間増加検証のため、 電動アシスト自転車、MTB、 折り畳み自転車等によるレンタサイクル事業の実証実験を検証します。

電動アシスト自転車を活用した8 市町村を巡るレンタサイクルアプリケーション事業の可能性 (観光DX) を検証し、ワーケーション、ゼロカーボン、 SDGs 等、持続可能で環境に特化したサイクルツーリズムの方向性を見出して行きます。

 

また、 阿寒・ 摩周・釧路湿原ルート (全長 308km) における試走調査等自転車活用等の推進に向け情報の共有に取り組みながら、8市町村の食・景観・体験そして交流のこの地域ならではの特性を活かした広域基幹サイクリングルートの確立に向け準備して行きます。 将来の広域連携での特色ある長期滞在型観光商品構築に向けアジア圏等魅力的なインバウンド・プロモーション含めた国内外へのサイクルツーリズム受入体制と効率的な観光事業に取り組む事となります。

 

平成29年から北海道開発局と北海道が事務局となり、北海道のサイクルツーリズム推進に向けた検討委員会や北海道サイクルルート連携協議会を経て、「きた北海道ルート」、「石狩川流域圏ルート」、「阿寒・摩周・釧路湿原ルート」、「トカプチ400」、「富良野・美瑛サイクリングルート」、「オホーツクサイクリングルート」、「石狩北部・増毛サイクルルート」、「羊蹄・ニセコエリアサイクルルート」の8ルートが設定されています。中でも「トカプチ400」は、今年5月、我が国を代表し、世界に誇りうるサイクリングルートとしてナショナルルートに指定されています。ちなみに、ナショナルルートは国内5ルートしか有りません。

 

サイクリスト支援として、道の駅しらぬか恋問や阿寒丹頂の里では休憩施設の設置やサイクリストの移動サポートとしてサイクルタクシーなど、受け入れ環境の整備がされてきたところです。又、情報発信として、コミュニケーションサイトの周知やルートマップの作成など、ルートのPRも行われています。

 

様々な機関と連携したサイクルツーリズムの試行と支援として、釧路建設業協会と釧路湿原・阿寒・摩周シーニックバイウェイとの連携事業で同活動に賛同する釧路・根室管内の国道維持除雪工事受注14社が所有する、黄色い道路パトロールカーに空気入れや自転車用工具セットを搭載して、サイクリング中のトラブルに応じる取り組みが行われています。目印として車両の側面に「ひがし北海道サイクリスト応援カー」のマグネットシートを装着しています。

 


【出演】

下村 光輝

(北海道開発局釧路開発建設部 道路計画課)

鶴谷 孝一

(北海道開発局釧路開発建設部 道路計画課 道路調査官)*写真のみ

 

【提供】

北海道開発局釧路開発建設部中標津道路事務所