2022.07.04
中標津論 ~ イベントについて
≪文字起こし記事≫
【みわ】今日はどのようなお話でしょうか
【町長】イベントについて考えてみたいと思います。
【みわ】そういえばしばらくイベントが開催されてないのですけど、いつごろから元に戻るのでしょうか。
【町長】コロナ前と同じになるにはもう少し時間が必要な感じがしますが、国はポストコロナに向けて、経済を回すということに少なくともブレーキは踏まなくなった。
【みわ】おもいっきりアクセルを踏んでる感じもしませんが。
【町長】そうですね。そこまでは行ってないけど、様子見てる感じするでしょ。外国からの入国者数増やしたりしながら。
【みわ】そういったことを微妙に感じて、イベントが少しづつ始まる。
外のスポーツ関係は結構やってます。330マラソンが中止になってしまいましたが。
【町長】あれは開催前の時間が結構必要で、年前に決めたんですね。
そのころだと、半年以上後の予測が立たない。開催決めてやめる時の費用とかもあるし、感染が拡大してると課題も多くなるし、余計な心配多すぎるのもありますしね。
【みわ】今になって、少し下火になってきたからと思うのは、結果論ですね。
【町長】そうですね。一か八かも困るし、安定した開催したいと思うのは実行委員会として当然でしょうね。
【みわ】先日開催した、中標津出身アーティストの渡辺慎吾君プロデュース「しるべ2022」が好評だったようですが。
【町長】私ものぞきましたが、なかなかいい。
寒かったけどね、外で売店やってる皆さんは凍えてましたね。
【みわ】音楽ステージも聴いたんですか?
【町長】当然じゃないですか。
【みわ】えー本当に聴いたんですか?
【町長】なんで疑うの?
【みわ】だって、まったくジャンル違うじゃないですか。
【町長】だから3曲ほど、フラワーカンパニーズのステージ。
【みわ】やっぱり。
【町長】なに、そのやっぱりって。
【みわ】今風の若者の音楽にはなかなかついていけない感じですか。やっぱり。
【町長】そりゃあそうよ。私の青春時代はフォークソング真っ盛りですしね。
【みわ】ロックンロールは聞いてないんですか?
【町長】日本のバンドでレコード買ったのはダウンタウンブギウギバンドくらいかなぁ。
【みわ】あのバンドって半分コミックバンドじゃありません?スモーキングブギとか。
【町長】よく知ってんねぇ。いい曲もたくさんアンだよ。
【みわ】海外系のバンドは?
【町長】一番先はねたしか、ジャニスジョプリン、続いてサンタナ、ドゥービーブラザースにイーグルスあたり。徐々にカントリー系に移行していく。
【みわ】いいとこいってるじゃないですか。
【町長】流行ってるとこだよね。無難に。
サンタナのような民族系は少し別にして、やはり、聞き始めの音楽の影響が大きいと思うのですね。フォーク系から始まってるので、どうしても軸足がそこにあって抜け切れてないなぁと思うのですね。楽器もアコースティック好きだし。
ということで、若者が総立ちになって腕を振りながらノリノリで楽しむのは少し厳しい。
【みわ】そういう経験もないのですか?
【町長】実はある。聞きながら思い出して、そっちが懐かしかった。
そんな思いであったんだって、若いころはそんなこともあったのよ。
でね、圧倒的に若者多いじゃない、大ホール半分くらい埋まってたんじゃないかなぁ、前の席の人たちは総立ちで腕降ったり、バンドの要求で色々振りが変わる。みんな知ってんだよね、すごいなって。
【みわ】ああっ、これっだって感じですか。
【町長】そう。どっちかというと、お祭り系だとねパレードとか盆踊りじゃない。
そっちに慣れてて、ああいった音楽イベントしばらくぶりだったので、若者パワーに少し驚きました。
【みわ】町長としては感じ入るものがあったということですね。行ってよかったですね。
【町長】そう、あの若者パワーは大切。昔ああいう音楽イベントやってたんだよね、懐かしくなったりしてさ。パワーあったね。
【みわ】なんでもそうですが、やろうとする力、大切です。
【町長】ワタナベシンゴ君、2年越しのイベント開催。プロデュース力あるよ、大したもんだと思う。
そういう意味からも価値高いと思います。
【みわ】絶賛ですね。
【町長】そういっていいと思います。
音楽的には年代違うけど、若者のファンも多いし、この時期にあれだけ集められるのは、知らなかったとはいえ、イベントの大切さを再確認しました。
【みわ】次回は町長プロデュースで行きますか。懐かしのフォークフェスティバル。
【町長】・・・以前、しるべっとで南こうせつのコンサートありまして、行きました。
同世代の方が多く来ててね、懐かしいんですよ、神田川聞きたいとか赤ちょうちんやってとかね。
【みわ】70年代で時間止まってるんですね。
【町長】そう、アーティストも新しい歌あるんだけど、それよりもその時代にあった歌のほうが人気ある。
【みわ】若い時代に聴いた思い出の歌はしみついてぬけないんですね。
【町長】そう、それはそれでいいのだけど、やはり、今熱いもの、熱く語りたいものを取り入れることが大切だと思うのですね
【みわ】旬というか勢いというか。
【町長】そう、それがないとイベントは成功しないのではないかと思いました。
フォークソング、かつては熱かったよ、とっても。
【みわ】今は少しぬるいとか。
【町長】それは言えてるかもしれませんね。思い出だけじゃあどうしても熱くならないよね。
主催者側の意気込みは大切ですよ。同時に何が熱いかを知ってるし、流行りもあるし。
【みわ】そういう意味で今回はそろっていたと。コロナ下でありながらよくやったと。
【町長】ほんとそう、イベントのココロを見せていただきました。
恥ずかしながら、イベントって全部いけないからチョイスするんですよね。
【みわ】それは仕方ありませんよ。忙しいし、全部行ってたら自分の時間なくなる。
【町長】イベントすると人が集まるじゃない。どこからどのくらいってのはもちろんなんだけど。
今回は若者中心ってのがついててさ、そこがさらにいい。ご高齢夫婦って多分皆無。
できるんだと、という発見があったし。
そのあたりを注意しながらチョイスしなくてはと思いました。
【みわ】思わぬ影響力を発見したということだすね。
【町長】まさしく。
イベントの継続って大変だと思いました。中標津の祭りは実行委員会制度で何年かに実行委員長変わるんですね。この辺りは新鮮でよいことだと思います。
ずっと同じ人がやるとマンネリ感増してきてしまう。
【みわ】交代することによってフレッシュさを持続し、新しい意見も出やすい。ということですね。
【町長】そうですね。開催する側も、参加する側も、楽しくないといけない。
【みわ】いろんなイベントのそういった検証は行っているのでしょうか。
【町長】なかなか鋭いところ、突っ込みますねぇ。
役場の予算使うところは、最近は費用対効果とか、または単純に効果をどう考えますかという問いかけはしてます。開催意義。
イベントは単に楽しい、というのもあるからね。答えも難しいのだけれどさ、なるべく考えるようにしてます。
役場の予算、元は税金ですから、あるから使えばいいというものではない。
住民の満足感や町への貢献度、いわゆる効果ですよ。経済効果とか知名度アップとか、健康向上、学力向上、子育て支援など、いろんなことね。そういうことをしっかり図ることが大切ですね。
【みわ】イベントも開催意義、効果もありますが、楽しむということも大切。
それと開催する側の強く熱い心。そういうものが合わさって成功するということなのでしょうか。
【町長】あんまり難しくは言わないほうがいいような気もするけど、まずは、こんなことやってみたら面白そう。からなんですよね、イベントって。僕はそう思ってます。小難しいこと最初に考えないほうがいろんな案が出る。
【みわ】私もそう思います。民間としては当然経済効果期待しますけど。
【町長】いろいろありますが、まだコロナ下なので、まずはあの手この手を駆使して開催努力をするということが大切です。